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痔に強い薬局【太陽堂漢薬局】 薬剤師 木下 順一朗
私には、非常に恥ずかしくて苦い経験があります。
漢方の勉強を始めて6〜7年した頃です。
その頃の私は精力的に夜まで勉強や仕事をしていました。眠るのは夜の1時、2時は当たり前。仕事をしない夜は遊びに行っていました。
漢方を勉強する身でありながら、好きな食べ物は肉類・油物・甘い物・刺激物・アルコール。朝まで飲み明かした事も何度もあります。甘い物も大好きで食後には必ずデザート、3時のお茶に甘いお菓子と不摂生の生活でした。
ちょうど32歳の頃、急にお尻が腫れ痛みがありました。肛門周囲膿瘍の化膿による腫れでした。
東洋医学を勉強し、相談の仕事をしている立場にも関わらず恥ずかしい話です。
日頃の生活の不養生、食事の不摂生が祟ったのです。
しばらくすると、お尻の左側に穴が開き痔瘻ができ膿が出始めました。膿が出ると少し楽になりました。そして、治ったかのように穴は塞がり膿が止まりました。
2〜3日すると、また腫れだし痛み、膿が出ます。椅子に座るのも辛い毎日でした。酷い時は寒気がして熱が38度を越した事も何回かあります。
半年ほど経ち、知り合いの病院に相談に行きました。担当の先生にお尻を診せ指を入れられました。そして「木下先生、手術しか方法が無いですよ・・・」と告げられました。痔瘻・肛門周囲膿瘍には抗生物質も効きません。
手術はしたくありませんでした。せっかく漢方の世界に居るのだから、漢方で治そうと決心しました。
それから痔瘻に対する漢方の方剤を調べていくと、幾つかの薬方がピックアップされました。
更に治験例を調べ上げていきました。治った例はありますが、残念な事に「確実にこれで」と言う症例は有りませんでした。 それでも「絶対漢方で治そう」という決心は変わりませんでした。
漢方治療を開始して1年以上が過ぎました。私の痔瘻は、一進一退で良くも悪くもならない状態でした。その間も膿は出て、下着が汚れないようにガーゼをお尻に当てる毎日が続きました。だんだん「既成の漢方処方では治らないのでは?」と感じ出していました。
その頃、私はある難病に対する漢方処方を開発中でした。その自分で開発した薬方を改良し自分の痔瘻に使用してみました。飲みだすと、それからは毎月毎月改善し、膿も出なくなりました。結局1年ほどの服薬で完治しました。
あれから10年以上が経ちます。再発もしていません。
痔に強い薬局【太陽堂漢薬局】では痔瘻の患者さん全員に同じ治療をしています。遅い人早い人ありますが、皆さん改善しています。
治療法は手術しかなく既成の漢方薬も効かない痔瘻を、私自身が治しました。そうです。手術を考えている人へ「手術はイツでも出来ます。」
また患者さんが最も多い痔核は、痔瘻に比べ効果も早く治しやすいものです。
一人一人病状や生活環境が違いますので、絶対とは言えません。しかし、今までの経験では、適切な漢方治療をすると、ほとんどの人が治ります。
私自身が、あの辛い毎日から救われました。手術しかないと思っている方。もう一回考えて見る価値があります。
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